警察官

【元警察官の経験談】警察官にとって職務質問は「究極の2択」問題

 

前回の続き

警察学校2回目の卒業後

2回目?と思った方は↓
23歳、警察官辞めました。警察時代のことを簡単に振り返ってみる

 

勤務について2か月後・・・

 

初検挙をした。

 


かぐや様は告らせたいal.jp

はい。言っていみたかっただけです。

そんなこと本当に1ミクロも思ってないです!

内容

深夜2時に自ら休憩を返上して、職務質問開始。
声をかけ続けて20人目くらいの男性が自転車の窃盗犯だった。

(どこが天才やねん・・・)

自転車に乗っている男がこちらに向かって来る

ヒロタツ「こんばんわ〜」

男性 無視。

ヒロタツ 「ん?全然目が合わなかった・・・」

自転車に乗って追う

男性 スピードが上がる

追いかける!

ヒロタツ「ちょっと自転車の人止まって!」

止まらない

げきチャリ対決!!!!

ヒロタツ 勝利

ヒロタツ「なんで逃げたんですか?」

男性 無言

「危ないものないか確認しますね」

危険物はない。

「この自転車はどなたの名義ですか?」

「僕のじゃないです」

「では、親御さんのですか?」

「・・・」

・・・あ。これ多分やってるな

「調べればわかりますよ」

「駅前に・・・あって」

「それでどうしたの?」

「・・・勝手に乗りました」

この日が来る前は

「初めて検挙をしたら、きっと内心で跳んで喜ぶんだろうな〜」

と思っていた。

しかし、現実は意外にも冷静だった。頭の中はクリア。

なぜなら、そう。これから作成するであろう大量の書類のことを考えていたから。

・何時に声をかけた?
・どこで声をかけた?住所は?
・最初の一声はなんて言った?
・無線ではどう報告した?
・応援が来たあとは?

メモ、メモ・・・

すぐに声がかかる。

主任「署に行くからヒロタツ早く乗って」

あ、でも、まだ・・・「はい!」

捕まえたら、終わり。

それは警察ドラマの世界だけである。

現実は、とても忙しいのだ。

 

書類作成

手順は言えないので省略するが・・・つまりは

引用:明日のジョー

こういうことです。

しかも自分だけじゃない。関わった全ての人がこうなります。

忙しい。眠たい。腹減る。怒られる。記憶を引っ張り出す。
→明日のジョー

午前10時ころ。
書類作成、終了。

そこから、また色々と決裁などの手続きをすませ・・・

「事件処理」終了。

素直に思った。

「なんで職質なんてしたんだろう・・・」

しかし、これが警察官の仕事である。

職質をするということは・・・


1  善良なる一般市民の場合

・罵声
・心ない言葉
・拒否
・怪訝な表情

・協力的な方

2  犯罪者だった場合

・現場での確保・応援要請
・大量の書類作成(忙しい。眠たい。腹減る。怒られる。記憶を引っ張り出す。)
・その他の手続き

 

どっちも、どっち・・・

 

でも、警察官は「積極的に」職務質問にいくのだ。

安全を守る仕事だから。

 

友達からの言葉

現職の時に、大学生だった友達にこんなことを言われたことがある。

「大変だね。そんなことして楽しい?」

 

「・・・・。」

 

そ・ん・な・こ・と?

 

引用 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57672


犯罪者を相手に命を削った時間・・・書類作成で怒鳴られた時間・・・フラッシュバック!

「  」

言葉がでなかった。

その友達も特に何も考えてなかったと思う。

だが、その時の自分には何よりも重い一発だった。

 

これが世間と警察官のギャップである。

いや、大袈裟だって。自転車泥棒一人捕まえただけで・・・という方がいたら

警察官やってから同じことを言ってみてください。

???「キレてないっすよ」

はい。冗談です。

わかっています。誰かに褒めてもらうためにやっているのではないと。

「仕事」だと。

それでも、その時は「これが現実か。つらたん。」と思ったのだった。

まとめ

今や、警察官を辞めた身である。

もちろん理由は、新たな目標ができたから。ではあるが

あの環境から「逃げたかったわけではない」と断言できない自分もいる。

それほどまでに、ただこなすだけの仕事ではなかった。

つまり何が言いたいのかと言いますと

職質は、究極の2択。

正直なところ、やる気、責任感、使命感とかがないと職質なんてできない。

みなさん。

職質には協力しよう。

そして、全国の警察官に優しさを。

初検挙の話はこれでおしまい!

それでは、ヒロタツでした。