警察官

【元警察官が教えます】警察学校ってどれくらい厳しいの?

どうも

ヒロタツ
ヒロタツ
元警察官のヒロタツです。

・これから警察学校に入る人
・警察学校が気になる人

に向けて

・警察学校って「厳しい」イメージだけど、実際どうなの?
・警察学校ってどんな学校生活を送るの?

という疑問に答えていきます。

 

一般的な警察学校のイメージ


ハコヅメal.jp<

画像の内容とは少しだけ違うので、解説していきます。

前提
高卒採用のため、期間は10か月。

結論。

厳しいっす

では、深掘りしていきます。

目次
入校1ヶ月の地獄
・挨拶
・瞬間シャワー
・申告
・日記
・教練

入校1ヶ月の地獄

入校一か月に警察学校の「厳しさ」が全て詰まっていると言っても過言ではないです。

1か月を乗り切れるか。否か。

それが「警察学校を生き残れるか」を決めます。

この記事を読む、警察官志願者に一つだけアドバイスします。

警察学校でやること一つ一つにを

深く考えてはいけない

・なぜ無駄に大声を出すのか?
・なぜみんなで髪を切りに行くのか?
・なぜこんな怒られるのか?
・なぜメガネは銀縁じゃないといけないのか?

考えるな。そんで感じもするな。


引用:燃えよドラゴン?

はい。それでは入校1ヶ月に特に厳しいとこを説明していきます!

挨拶

警察学校に入って教わる最初のこと

それは、挨拶です。

先輩が通る・・・「お疲れです!!」
教官が通る・・・「お疲れです!!」
助教が通る・・・「お疲れ様です!!」

通る人によって声の大きさと質が変わります。

階級の順に声の大きさを変える?違います。

世の中には、大きな声でゴリっと挨拶しないといけない人が存在するのです。

入学後、全ての教場で「もっと大きな声で挨拶しろ!」と言われます。

それにより、「叫ぶ」ように挨拶をする人が出てきます。というかほとんどみんな。

それもそれで怒られます。

助教「ちゃんと、はっきりと、挨拶しろ!」
学生「??はい!!!!」
助教「声が小さい!」
学生「はい!!!」←叫んで挨拶
助教「よし!!」
学生「・・・???」

「大きな声で挨拶=はっきりと大きな声で叫ばない挨拶」ということ。

挨拶自体がどうということではなくて

「助教が何を求めてるかわからない」の方が強い。

ごめんこれは自分で書いてても何言ってるかわからないわ

はい合言葉。「don’t think!!!」

前に進めない問題

急いでるから走る→助教見かける→早歩きになる→敬礼「お疲れ様です!」
助教いなくなる→走る→教官見つける→止まる 敬礼「お疲れ様です!」

バスケ選手なみのストップandダッシュ(書きそうになったけどランアンドガンではない)

ちなみに走ってて挨拶忘れると・・・呼び出しになります。

しかし、これはそのうち慣れます。1ヶ月は我慢。

瞬間シャワー

全てにおいて時間が決まっているので、移動時間が少しでも早まればその分余裕ができる。

しかし、集団行動。必ず誰か遅れる。

世話係「今日は、4分で入ってこい!よーいスタート!」

まさに瞬間シャワー

そこまで急かされると、服とか一瞬で着替える技術が磨かれる。(卒業後使うことはない)

あんなに臭くて滑る更衣室も気にならない・・・こともない。やっぱあれは衝撃のオイニー

だが、シャワーを浴びれるのは「良い方」

汗ベタベタで過ごすこともあった。

(ちなみに朝走ったあとはシャワーとか入らないで、飯→着替え→授業)

※世話係
先輩が2人指導係として新教場の全てを指揮する。
大体「面倒見がいい」かつ「めっちゃ声でかい」人が選ばれる。

申告

教官や助教に報告があるときは全て「申告」になる。

カタが決まっているのでその通りにする。

「失礼します!〇〇教官!(敬礼)第〇〇期、〇〇教場、〇〇当番、〇〇巡査が、報告があって参りました。→要件」(一例)

これ、もちろん大声。かむと初めから。

ミスしすぎると部屋に入るところからやり直し。

教官・助教の機嫌が悪い時は、ひどい(色々ある)

これの内容が

・紛失物
・授業中の居眠り(体力の限界)
・他の教場の教官からの指導
・その他やらかした

であったりすると・・・
※他の教場の教官や助教に指導されたら報告しないといけない。

・・・想像してみてください。

はい。
その想像の5倍は怒られます。

「5倍怒られる」のイメージ図


引用:ハンターハンター「無慈悲の咆哮」

毎日日記

日記

・毎日夜に配られ、書いて、朝に出す。
・教官助教がチェック
・誤字・脱字・内容の評価

だが、

今日も、今日とて、書くことがない。

いつものルーティーン

就寝時間
「電気消せ〜寝ろ〜」
「やばいそろそろ助教回ってくるぞ!」
「まだ日記終わってない!」

電気消灯。
体力に逆らって頭フル回転→書く→寝る
→朝に提出

朝、「やべえ、昨日書くの忘れた!」とかいう青ざめた顔の人がいると・・・

静かに手を合わせる。(合掌)

書き方については
誰も教えてくれない警察学校入校前にすべきこと4選【経験から語る】
ここで具体例も載せています。

教練

動物にとって辛いことの一つに
「何もしないで動かない」がある。

教練では、警察の装備品点検などの決まった動作を行う。

警察官に大声で「手帳!」っていうと決められた約束動作をする。

(警察官の友達がいる人で「できる人」はやってみてね。)

その中でも、特に多くの心の声「帰りてえ」の最多記録はこれです。

立ったまま何時間も・・・ただ、気をつけの姿勢。

 

・夏には貧血と熱中症でバタバタ人が倒れる。
・冬には制帽(帽子)に雪積もった。凍えジヌかとおもた。

このままいたら「仙人モード」になれそうとか思って乗り切った遠い日の記憶・・・

逮捕術・武道(剣道・柔道)

逮捕術  通称:ルールのある喧嘩。冗談です。

            徒手(イメージ図)


al.jp

 

             警棒(イメージ図)


al.jp

               制圧(イメージ図)


al.jp

(詳細を知りたい方はYouTube「逮捕術」で検索)

まあ、これが痛いのよ。

やってると慣れるんだけど、最初がまあ痛い。

あと最初は素人同士だから手加減とかまるでわからない

本気で振り下ろして外したりするのが怖いし痛い。

警察学校の学生になる人にメッセージ

・「うまくなる」ことを目的にしよう。
・「壊す」ことを目的にしてる同期がたまにいるからお気をつけを。

ちょっと真面目な話

実をいうとヒロタツ逮捕術3段です。

大会とか出たからかなり真剣に打ち込んでやってました。

やはり強くなると勤務に直結するのです。

危ない現場とかにも自信持って臨場できる。

武道に関しては
「真剣に取り組んだ方が自分のためになる。」というのが素直な感想。

これは本気でやっていてよかったと思います。

以上。

剣道

剣道を始めたばかりの人は皆思うのだ。

打たれるとこ、全部痛い。(またかい)

面(頭)打たれても、小手(手首)打たれても、痛い。

だから、めっちゃ相手に打つの躊躇してしまう

でも、それじゃうまくならないというジレンマ。

だが、相手に悪いからこそうまくなろうとも思える。

なので、最初は「正しい打ち方」をひたすら反復。

ちなみに最も痛いのが

胴を外された時

胴に当たらなかった時に、何も防具がついていない脇に剛速の竹刀が叩き込まれます。

剣道の経験者なら誰でも経験したことあると思う。

あれを初めて食らった時に本気で相手の藁人形作ろうかと思ったぞい!

 

だが、本気でやれるようになるとめっちゃ楽しいのが武道。

武道は、最初は痛いけど楽しめる要素が詰まってる。

とか偉そうに言っておいて

初めて「美しい1本」という打ちができるようになったのは

警察学校から初めて3年。2段になった後だったという事実。

結局、実務に繋がった話

結局、なんさ。

・挨拶
→基本。どんな時でも自然と出てくるようになった。

・申告
→決裁の時に役立った。

・日記
→文章力がついて、書類に役立った。

・教練
→警察官としての自覚や組織としての作法が身についた。

・逮捕術・剣道
→危なそうな現場に自信を持って臨場できる。

・怒鳴られる・めちゃくちゃ怒られる
→現場できついこと言われても動じない

・瞬間シャワー
→don’t think

散々言っておいて最後いい感じにまとめました。

ですが、やっぱりこういうのは「後から」そうだったと思うわけで学校の最中は

普通にキツイので、やはり深く考えないでバカになってやった方がいいですね。

まだまだ書ききれないところもあるのでまた記事にしたいと思います!

警察官という仕事

どんな仕事でも取り巻く環境や人間関係は人それぞれ良し悪しはあります。

ですが、少なくとも「警察官という仕事自体」は過酷な分

自分を成長させてくれる

最高の仕事です。

もし、この記事を読んで

「警察学校やっぱり厳しいんだな」って思ったら

その次の瞬間にでも

「なんか最後に最高の仕事とか言ってたな」

って思い出してくれたら嬉しいです!

未来の警察官に、敬礼。

それでは、ヒロタツでした。