警察官

【元警察官が教える】「護身の防犯グッズ」を持っていてはダメな理由

こんにちは

ヒロタツ
ヒロタツ
ヒロタツです。元警察官です。

この記事では

・護身用の武器は持っていていいのかわからない
・警察官の経験がある人に護身グッズについて聞きたい

という人のために、元警察官の自分が

・持っていてはいけない護身グッズ
・護身グッズより効果がある防犯方法

について、出来る限りわかりやすく説明していきます。

ちなみに家の防犯については、安くて最高のグッズを紹介してます
>>>元警察官がオススメする2000円以下の最強の防犯グッズ3選

 

先に結論。
これだけでも覚えて帰ってください。

護身三箇条

・護身グッズは法的にアウト

 

・護身したいなら、護身術

 

・でもその前に、防犯意識

詳しく説明していきます。

目次

 

・護身用に何をもっていればいいの?

 

・なにを持っていたら完全にアウト?

 

・まとめると、結局これが言いたい。

 

護身用に何をもっていればいいの?

結論 防犯ブザー

(真顔で言ってる)

最近の防犯ブザー機能的すぎる・・・


防犯ブザーなのにオシャレすぎる・・・
キーホルダーとしてつけてても違和感ないのでは?

???
???

「え、スタンガンとかじゃないの?」

と思われた方に知っておいて欲しいことがあります。

護身の結論言います。

・助けを呼ぶ。
・逃げる。

これが、「法律上の」正解です。

「ちょっと待て。」という声が聞こえてきそうです。

・警察官が来るのを待ってる時間はどうするの?
・その間襲われ続けろってこと?
・何も武器を持ってないのに対抗できない

手順を追って説明します。

・なにを持っていたら完全にアウト?

抵触する法律 軽犯罪法

軽犯罪法 第1条2号

「正当な理由がなく刃物、鉄棒その他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者は、これを拘留又は科料に処する。」

・刃物のように本来凶器としての性質があるもの(性質上の凶器)
・バットや工具など使い方によっては凶器となり得るもの(用法上の凶器)

・催涙スプレー
・十徳ナイフ
・ネットランチャー
・スタンガン

などの護身用器具も場合によっては対象となり得る。

法律自体は覚えなくていいです。

解説します。

正当な理由とは

・ボディーガードの所持するスタンガン
・現金輸送車の運転手が持つ催涙スプレー
・狩猟を生業にしている人が持つ十徳ナイフ(山の中で)

などの持っている理由が明確なもの。

一般的に「護身用」は正当な理由ではない。

しかし、例外もある。

女性夜間一人で持ち歩く場合は、例外になるケースが多い。
(例外なので厳密にはなので注意)

法律上の解釈

結論 「通報して警察官を待ってくれ。」

というのが、法律上の適正な判断です。

こんな声が聞こえてきそうです。


al.jp

「警察が到着するまで丸腰やないかい!」

その通りです。

では、法律に基づいて動く警察官の主張を聞いてみましょう。

警察官の主張

警察
警察
「適切な時だけに使える保証がどこにもない。」

では、護身する必要がある

「適切な状況」とはどんな時か

一般に護身グッズの使用する時は

「危害を加えられそうになった時」ですよね。

・トラブルで揉めたとき
・チンピラに絡まれたとき
・煽り運転をされたとき

どうでしょう?

使用してもいいと思いますか?

使用した場合
暴行罪(場合によっては「傷害罪」)であなたは被疑者になります。

ですが、状況的に考えて

まったく可能性がないと言いきれるでしょうか?

通常の判断力ならまだしも

・酒に酔っていたら?
・寝不足でイライラしていたら?
・緊急の用事があったら?
・どうしても早く家に帰る理由があったら?

行動は変わりそうですね・・・

犯罪の構成要件

使用する時には

「どの犯罪の構成要件に該当したか」

ちゃんと認識して使用ができますか?

例えば、

・どこまでが「正当防衛」と認められるのか
・どこまでやりすぎると「過剰防衛」となるか
・先に手を出したらやり返していいのか?

など、護身用の武器を使うには

ある程度法律を知っていなければ正しい使い方ができないのです。

アメリカでは拳銃の使用が許されているが、その分警察官の発泡率も日本と比べて圧倒的に高い。間違えて発泡してしまったという悲しき事件が絶えない。武器を持つことには武器を持つリスクがある。

以上の理由から警察官が言いたいこともわかるはずです。

「犯罪が起こる可能性を未然に防ぐこと」

も警察官の仕事であるということ。

「適切な時に適切な用途で使える」から警察官は拳銃や警棒を持つことを許されています。

「身を守るために護身用具を持っているのは悪いことじゃない!」

と考えることもできますが

そのリスクも見落としてはいけません。

あなたが警察官だったとしても

誰でも武器を持ってる日本

守りたいとは思わないですよね?
就職しないですよね?
自分の子供だったら止めますよね?


al.jp

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>>>【元警察官がおすすめ】1番リアルな警察漫画は「ハコヅメ」です

可能性は高い

ちなみに酒に酔って鞄などを振り回して

警察官に襲いかかる人はたくさんいました。
(たくさん保護しました。)

なので、私としては「酒に酔って護身用具の使用」の可能性は高いと思います。

忘年会で盛り上がって飲み過ぎ
→酔っ払って帰りにぶつかった人と喧嘩
→護身用グッズを使用
→傷害罪(持凶器)で逮捕

このようにかなりリアルに想像できます。

通常の暴行と凶器の使用時では、被害の大きさが違います。

扱いも変わってきます。

なので、法律的な観点から見ても警察官の目線で見ても

護身用グッズは「所持するな」が結論です。

許してしまうには、リスクが大きすぎるのです。

私は大丈夫。は通用しません。

まとめると、結局これが言いたい。

えーと、結局何が言いたいのかというと

「護身術を習おうぜ。」ってこと


al.jp

いや、冗談じゃないよ

それ以外ないのだよ

・護身用グッズ持ってる→職質アウト

・護身用グッズ持ってない→襲われた時に素手で勝負

結果、護身術。

体が弱いから・・・という人。

なお、強くなろうよ。

そもそも護身グッズを持っていても

危機的な状況で使えるのか?と思うのです。

その前にやることがあるぞ

ヒロタツ
ヒロタツ
護身術だ。

襲われることに怯えてグッズを探すよりも

襲われても戦える方がメンタル的にも良い(そんなことないほうが一番いい)

あと、単純に護身グッズ持っていても取られたら相手がパワーアップするよ

だから、自分が強くなろう。

それに自分が強くなったら、自分だけじゃなくて人が危機的な状況の時に

一歩踏み出す勇気も出てくるのではとも思うのだよ。

ただ、もっとオススメな方法があります。

正しい防犯とは

護身よりも最高に防御率が高いこと。

それは

・夜、一人で外を出歩かない。
・人通りが少ないところを避ける
・現金をなるべく持ち歩かない
・華美な服装は避ける

護身なんかより、こっちの方よっぽどが大事。

これを聞いて

「ここ日本だよ?」
「海外だけでしょ?」
「日本は安全なんだから大丈夫だよ。」

と思った人。

危険じゃぞ。(なぜか老人)

近年、海外からの入国が増加して外国人の犯罪者も増えています。
(実際に何人もの外国人を連行した経験があります。)

これから日本もどんどん変わっていくと思います。

海外から見たら安全な国だからこそ防犯意識も低く

狙いやすいんです。

今や、日本もそんなに安全じゃないよ?と言いたい。

海外から「日本人は防犯意識が甘すぎ」と言われる所以です。

「そんなこと言ったって・・・歩いて帰るんだから」という人

夜遅くなったら、自転車、車、使ってください。

タクシーで少し高くついてもそれは「安全のため」です。

そこにお金を惜しんではいけません。

防犯というのは、被害にあった時にどうするか?ではなく

被害に遭わないためにどうするか?です。

被害にあって警察官のせいにする人は

歯医者に向かって
3年は歯磨きしてないです。」「虫歯になったので、治してください」

「え、どうして歯を抜かないといけないんだよ!どうにかしろよ!」

と言っているのと変わりありません。

歯医者が言いたいことは1つです

歯医者
歯医者
「そうなる前に歯をみがいて予防しろ」

実際に

「なんの対策もしていませんでした。」
「こんなことになるなんて思わないじゃないですか。」
「警察なんだからどうにかしろ」

ということが多いのです。

 

同情は大いにできるのですが、歯医者と違って元凶をどうにかすることもできないのです。
(虫歯は逃げませんが、犯罪者は逃げます。)

「被害に合う可能性を1%でも失くす対策をしよう」ということ。

犯罪に巻き込まれたというのは(そこに私情の恨みでもなければ)

災害に合ったみたいなものです。

あってしまったら110番して警察に頼るだけです。

最後にもう一回

護身三箇条

・護身グッズは法的にアウト

 

・護身したいなら、護身術

 

・でもその前に、防犯意識

それでは、ヒロタツでした。

こんな本もあるのでさらに深く知りたい方はポチってみてください

それでは、ヒロタツでした。